2010年4月18日日曜日

追いかけて本感想

風邪をひいた。
金曜から妙にくしゃみと鼻水がでるなぁ、と思っていたら、土曜にはのどが痛くなって咳が出るようになった。今でも咳が出る。

さて今回は、今までに読んでいて、まだ感想を書いていない本の感想や紹介をさらっと書いていく。


▼「夢であいましょう」赤川次郎
主人公が何か不思議な体験をする話は好きなのだが、無駄なほど緊張してしまって読むのに時間がかかってしまった。
相変わらず、赤川作品のヒロインは強い。どんな逆境にも負けないんだから。
ユーモアかつ元気の出る小説だったと思う。

▼「最終エージェント チカル」大迫純一
ライトノベルである。大迫氏の作品を読むのは、「神曲奏界ポリフォニカ ブラックシリーズ」が面白かったからだ。こちらは現在13冊刊行されている。やっぱりライトノベルだけど。
大迫作品のなかでも、紹介文が面白そうだったので、以前から古本屋で探していたのだが、先日ようやく見つけたのだ。
出版形態がライトノベルなだけあって、本作の最大の見どころはヒロインの成長だろうか。こちらも、逆境に屈しかけたが最後には立ち向かう覚悟をした。
まあただ、大人の恋愛と中学生の恋愛の両方を書いたのはどうだろう。特に大人の恋愛に関しては、ライトノベルという出版形態にそぐわないように思える。

▼「曙光の町」今野敏
この本は「倉島警部補シリーズ」の第一作目と呼ばれている。しかし、本書は警視庁公安部外事第一課所属の倉島警部補のほか、ロシアマフィアに依頼された殺し屋ヴィクトルと、赤坂のヤクザ(組では営業部長という肩書!)である兵藤の三人の視点から交互に描かれている。話の中心人物は常にヴィクトルで、おいしいところはすべて彼が持って行っている。本書に関しては彼が主人公なのだろう。
加えて、兵藤の心理状態が非常によく書けているとも思う。あれだけやって、最後にはささやかながらハッピーエンドになった。作者にはどちらかというと、兵藤に愛着があったのではないだろうか。
結果として、倉島はただ場の状況に流されていただけという感じが否めない。警察好きの私としては残念だ。しかし、本作最後とシリーズ三作目「凍土の密約」(これを私は、本屋で立ち読みして読破した!)を観ていると、当時は新人同然だった倉島も公安捜査官として成長していることがわかる。

▼「謀略三億円事件」岩川隆
本書は発行されたのが昭和50年と、かなり古い。この年は、かの三億円事件(府中現金輸送車強奪事件)の公訴時効が成立した年だ。その年に発行された、「三億円事件の犯人は警察官だった説」を唱えたものだ。
実は、私は小学生のころにテレビでやっていた「時空警察」を観てから、この警察犯行説が気になっている。そして、その提唱元である岩川隆の本を、県立西部図書館で借りて読んだのだ。
読んでみて、非常に魅力的だとは思った。まぁ、実際にはどうだったかなんて、私にはわからないが、唱えられていることが非常に現実味を帯びている。そりゃあ、そんじょそこらの小説なんかより当時の情勢が反映されていて、読んでて背筋が凍る思いがした。


今は芦辺拓著「少女探偵は帝都を駆ける」を読んでいる。次回感想まで乞うご期待!

2010年4月15日木曜日

また近況

なんだ!前の投稿からもう二週間たっているじゃないか!!

今は、やれガイダンスだ、やれ履修登録だ、で、めちゃくちゃあわただしい。今日あたりから順次落ち着いていくと思うのだが…。

あんまり忙しすぎて、踊る大捜査線公式ページに「しゃべる大会議室」開設されてるのに気付かなかった。なんか大事な情報聞き流したようだ。残念!

今後は、またこまめに更新していきたい。ネタはないかも知れないが。乞うご期待!